being qua being

情報的な何かと政治的な何か

本当に子育てがしやすい日本にするなら男性社員の短時間勤務こそ義務付けるべき

子供のために時短勤務をはじめた女性の同僚と話した。
いつも5時ぴったりに急いで会社を出るので大変そうだなと思っていたのだが、
子供のお迎えは6時までなので5時に会社を出ているという。

いつもドタバタと出て行き、とても大変そうなのでこんなことを言った。
「週のうち1日くらい他に人に迎えに行ってもらったら?」

すると、彼女はこういった言った。

「私がお迎えに行かないと。他に誰が行くの。」

まず「え?旦那さんいるでしょ。」こう思った。
家庭の状況に口を出す気はなかったので「お母さんだもんね。」といって話を終わらせた。

子供の世話のニーズというのは待機児童問題でわかるように非常に逼迫した問題だ。
自分以外に頼れるのは彼女のお母さんとかベビーシッターとか、子育てサポートの人だろうが、特にベビーシッターや自治体の子育てサポートひっきりなしに需要があってなかなか適任な人は空いていない。
それでも、彼女は育児がしやすい環境をつくるために社内外でいろいろな子育て支援の活動をしているので、こういう制度をうまく活用しているのだと思っていた。だからこそこのセリフに違和感を感じざるを得なかった。

分担していて「子供の迎え」が彼女の仕事なのかもしれない。
旦那さんは不規則な仕事だったり、海外赴任をしてたりするのかもしれない。

それでも「ほかに誰が行くの?」とはどういう意味なのだろうと考えてしまった。
彼女が本当に他に人がいないという義務感から迎えに急いで帰るのであったらそれは自身にとっても子供にとっても不幸なことだ。

私が思うに、女性が時短勤務で子育てと仕事を両立するということが望ましいというには前提条件があると思う。

それは「夫婦で子育ての負担を分配する協力関係がなりたっている」ということである。

女性が働きながら子育てという選択を選ぶと、一般的に仕事の負担と給与は減るが、それを上回る子育ての負担が増える。
だから、このときに女性を支えるために男性も育児に協力する。
もしくは、収入に物を言わせてベビーシッターや時間外保育を活用してその負担を取り除かなくてはならない。

しかし、今の日本では男性は育児に協力できない。
それは至極単純で、家族が増えた分生活費を稼がなくてはならないと考えるからだ。
ベビーシッターを雇うにはさらに高額の費用がかかるから、そのコストを支払うために忙しい。当然育児には参加できなくなる。
結局、職場復帰しても乳児の頃から面倒を見ている母親が引き続き子供を見守るということで暗黙のうちに母親が送り迎えなども引き受けていることが多いのではないだろうか。

実はこの問題を解決することはやさしいと思う。男性の短時間勤務を義務付けることだ。
男性が育児休暇を取るということに対しては議論されているが、短時間勤務に関してはほぼされていない。

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乳児期に男性の手助けが必要なことはあまりないが、幼児期に父親とコミュニケーションをとることは大切なことだ。
子供が2歳から6歳になるまでの間に父親が送り迎えをしてくれたり、子供が寝るまで相手をしてくれればいい。

というか、もしかすると、子育てのしやすさというのは
つまり会社がちゃんと5時に終わっていればいいだけの話でしかないのかも。


イクメン通信簿ー創価大学経済学部西浦ゼミ育児班
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