being qua being

情報的な何かと政治的な何か

スタートアップに身を置いてみて改めて身にしみて感じていること。

スタートアップってのはベンチャー企業ってこと。
社員も何も取締役と僕みたいなお手伝いが2、3人いるだけの小さな会社。
VCから資金もつけてもらっているから100あるベンチャーの中でも恵まれている30社くらいには入るかもしれない。
だけれども資金がつくかつかないかなんてあまり関係ない世界だったりもする。自己資金だけでも成長するところは多い。

ただ、今だからこそ感じることをつれづれと書き綴りたい。


スタートアップって本当に先が見えない(笑)


プロダクトも固まってない上に、同時並行して営業もしないとならない。
名前も聞いたことないような会社にメールのアポイントメントだけで仕事をくれるような会社はない。
というかむしろどこに営業をかけていいのかもわからない。

ただ救われることに毎日が充実している。
何をしたらいいのかわからないし、会社の程をなしていないのも重々承知しているが、
こつこつ営業をしていく中でプロダクトに反映できることも見つかったりしてとても楽しい。

食っていけるようになるかはわからないけれども、
今やってみているからこそ身にしみる言葉っていうのもある。

自分のアイディアというのは、形にしなければ机上の空論のままで終わってしまうのです。
起業をしようとするときには、まず、どんなアイディアでも形にしてみることが大切です。
そのときには、自分だけが分かるような形にせずに、小学生でも簡単に分かるような言葉で説明できるようにすることです。

これは大事。
最近はやりのバズワードをてんこ盛りにしてもVCやITベンチャー社長くらいしか気に留めない。
世の中のほとんどの社長さんはそんなことどうでもよくて、儲かるか否かだ。
ベンチャーだとどちらかというとVCやITベンチャー社長のほうを向いていることが多いので、盛大に持ち上げといて実体のないまま上場してたりする。
それが狙いだったりもするのだけど、もっと実体のある会社でありたいとも思う。

私はどちらかと言うとこちらを投資したベンチャーに奨励している。
創業まもないベンチャーが優秀なエンジニアを雇うには経験が必要だ。費用もかかる。
それに、アイデアを商品化するには結構な開発費もかかる。

更に苦労して開発できたとしても、それを広めるには宣伝費が膨大にかかる。
そして売っていく営業マンが必要で、メンテナンスやアフタフォローをする部署も必要だ。

それら、研究開発やマーケティングやコールセンターや人材募集といった〝商品を持続的に売っていく為に会社がしなければならないこと〟の部署は比較的高コスト構造だ。
しかし、オープンソースで開発すれば、多くの人がボランティアとして、無料でこれらの事をやってくれ、サポートまでしてくれる。
あなたの商品を給料をもらわずに宣伝すらしてくれる人も現れてくれる。

これは市場に商品やサービスを出す以前の極めて効果的なマーケティングでもある。

イデア先行型の起業家は、オープンソース型の開発を真剣に検討して見ることをお勧めする。

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n159316

オープンソース化する動きは開発が進むだけではなく、マーケティング面でも大きなインパクトがある。
つい先日も「mijin」というテックビューロ社が開発したブロックチェーンのトランザクションシステムが無償公開されるとのことで、利用者を募集していたが、こういう動きは時に新しい技術においては必要だ。
世界中で競争している分野だからこそオープンにして活用法を探してもらい、不都合が生じないかをチェックすることができる。
大規模システムになればなるほど運用は難しくなるが、こうした知見を無料で得られるのであれば進んで新しいシステムを公開するのに十分なメリットがある。

実際に何もないところから会社の形を作っていく作業というのは、頭に汗をかいているようでとても充実している。
頭でっかちのプライドの高い人間こそ、こういうところで頭に汗を書いてみると気持ちいいんじゃないかな。

そんなことをちょっといいたかっただけ