being qua being

情報的な何かと政治的な何か

ガラパゴスだなんてガラパゴス諸島がかわいそう

ガラパゴスに住んでいる新種の黄金色のカメレオンと世界最大の亀が家の近くの動物園にやってきたと聞いたら、少し見に行きたいと思うでしょ。ガラパゴスだからこそ珍しがられる。欲しくなる。見たくなるというのは心の底で誰しも思うことじゃないのかな。

カメラ・テレビ付き携帯が海外で売れないと誰が決めたんだろう。世界中の人すべてがシンプルな携帯でいいならiPhoneだって売れないということになるはずじゃない。

結局は製品をどういうふうに売るかと言うのが一番重要であって、日本の携帯は高性能であることは間違いない。だから売れると言うわけではないけど、少なくとも売りがいはある。今後部品の価格がどんどん下がって行けば1台10万円近い日本の携帯だって3万円くらいで作れるようになるだろうしそうすれば高機能携帯も普及しやすい土壌ができる。

凄い営業マンは落ちてる石でも売れると言うけれど、そういう営業マンは最初は興味すら持っていないお客さまに興味を持ってもらい、さらにニーズを起こさせないと売れない。

今日本の携帯に世界的ニーズが無いからと言って売れないと諦めてしまうのは、好きな子に一回デートを断られただけで諦めてしまうくらい勿体無いことだと思う。


先日、NHKで(激流なんちゃらだったような気がする)アイドルの輸出とフォーマット化についての番組があって、そこでインタビューを受けていたAKB48のプロヂューサーの秋元さんが、AKBを世界各地に作ってその中から総選挙してさらに世界中から48人を選ぶという構想を持っていると言っていた。

こういう話を聞くと「結局は秋元ががっぽり儲かるシステム」とかそのアイデア自体を全否定して非難する人とか、その嫌悪の視線をメンバーに向けて「かわいいけど性格悪そう」と言ったような噂話に過ぎない話をする人が現れる。

本当に秋元さんに「もうかりまっか?」と聞いて「ぼちぼちでんな」と答えたのを聞いてからにしてほしいし、かわいいから性格悪いという理屈があんぽんたんだし、(かわいくなかったら性格悪くないのかよ)結局なんでそんなに嫌ってるのか僕にはさっぱり分らない。


すこしだけAKBを擁護すると、AKBが「会いに行けるアイドル」と言うのは本当に革新的だと思ってて、そのそもは手の届かないテレビの中だけだった芸能人がファンの近いところにいるというそれだけで珍しい。それなのにプロのアイドルというスタンスがしっかり根づいている。

だから、AKBってオタクに媚びているようで、もの凄くビジネスライクでサッパリしてる。メンバーは恋愛は禁止で、ファンは安心して応援することが出来る。だけど近いからと言ってファンが気安く触れたり話たりすることはできない。というなんだかよく分からない近いような近くないような存在であり続ける。

チラリズム見たいなもので、見えそうで見えない。だからこそ見に行きたいし、追いかけたいと思うという人間の知りたい欲というものを上手く使ってる。


メンバーが本当にカワイイ子だけで構成されてないというのも、女の子がAKBのファンになるひとつの理由だと思う。どこにでも居るような女の子がかわいい制服の衣装を来て、みんなの視線を浴びて、人気が出ているというのが、自分が普段着ている制服と重ねあわせて、近い存在にしてくれる。

普通の女の子が出てくることで、自分もメンバーになれるような気がするし、実際に毎日学校に行く時に衣装を着ていると思うとワクワクするんじゃないかな。


外国でAKBとやると言うのは私服通学が基本の欧米の高校生には魅力的ではないかもしれない。あくまでも制服が着れるということが良いのであって、等身大の女子高生は制服が無いわけだから日本と同じように自分を重ねあわせることはしにくいかもしれないな。と思う。

それでも、制服に憧れる外国の女の子がAKBとして舞台にたって、日本の制服文化をさらにCawaii物として広めて行ってくれればいいとも思えるんだ。


どんなものが売れるか分からない。失敗を恥ずかしいことだと思う人が多い今、日本の文化の技術も良い所が全て消極的姿勢によって内々に消されて言ってるような気がする。

グローバル化と言うのは国際基準や欧米の文化に迎合することじゃない。自らの持っているものをいかにスムーズに多くの人に知ってもらえるかというのを試す場であると言うのをもっと多くの人に感じて欲しい。


@追記
一昨日、母さんが日立かどこかの海外支社の社長さんをやってた方のお話を聞いてきたらしくて、その話を母さんから聞いたら、グローバル化について同じような事を言ってて、こういう優秀な人も同じようなこと考えてるんだなーと思った。

だからなんだ?だけど、無名の大学生の戯言だし、僕は全然優秀じゃないし、飛び抜けたことも全然書いてない。どんなに著名な人と同じことを言ってても、全く目にも止まらない。それでも後で「こんなこと考えてたんだー」と振り返れるブログにしたいと思う。